一歩一歩踏み出す毎に骨が潰れるような

一歩一歩踏み出す毎に骨が溶けゆくような

一歩一歩踏み出す毎に痛みは増して

一歩一歩踏み出す毎に痛みは積み重なって

それでも一歩一歩踏み出す毎に幸せを取得する


骨のカケラは幸せのための通貨
骨の溶液は幸せのための燃料

痛みに耐えれずに崩れて立てなくなるのが先か
骨が消えてその身を支えられなくなるのが先か


歩くかぎり動くかぎり
或は立つかぎり

僕の足は骨を代償に幸せを貯える





*あとがき。
歩くときに足の裏が痛かった時に作ったような気がします。骨が痛かったんです。
あとは「幸せは歩いてこない」とか「自分で動かないと」とかその辺です。